お金とお花が好き

そこそこの年齢になると独身女性は肩身が狭いです・・・が、がんばって書きます!

これからの未来にどう希望を見出すか?

これからの日本について考えると悲観的になってしまいます。

今は、独身者ですが、毎日の生活の中に大変さだけではなく、楽しみもあるし、「幸せだなぁ」とも感じています。

先について考える気持ちや時間の余裕もなんとかあります。

そんな中で、これからの日本に明るい未来を描くことができません。かといって、他の国も明るいのかどうかはわかりませんが。

(内閣府資料より)http://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/special/future/0214/shiryou_04.pdf

ニュースで耳にすることもありますが、日本は少子高齢化が急激に進展しています。もうすでに人口は減少し始めています。

今年は明治150年とかでいろいろなイベントが企画されているようですが、もう100年もしないうちに明治維新の時とおなじくらいの4000万人くらいまで日本の人口は減少することが見込まれています。

明治維新のころは、人口増加の子供達が多い、明るい未来へ向かう時代だったのかも知れません。(戦争は除き)

しかし、これからは同じ4000万でもその中身がぜんぜん違います。

少子高齢化の言葉の通りです。高齢者が増えるだけではなく、支える側とされる「生産年齢人口」が減少します。現在の「生産年齢人口」は15〜65歳ですが、内閣府の資料では将来を見越してか20〜75歳を生産年齢として想定したグラフが用いられていました。

確かに今の日本では15歳で働き始める人口は少ないですもんね。

それにしても、「(私たちを)75歳まで働かせる気満々ですね」と、資料に目を通しながら心の中で思わずツッコミを入れてしまいました。75歳まで元気に働ければ、ある意味幸せだと思います。自分の社会的な役割、存在意義を持ち続けることができるのですから。

しかし、どんなに気をつけても防ぐことのできない病はあります。病気にはなりたくなくても、生活習慣に十分に注意をしていても、加齢による細胞変化から疾病リスクは高まるのです。医療者の立場として、誰もが75歳まで元気に働けることを前提にはして欲しくはありません。もちろん頑張りたいという気持ちはありますけど。

30歳代の私が高齢期を迎える頃には、1.3人の生産年齢人口で1人の高齢社会を支えるいわゆる「肩車社会」がやって来る予定です。支えられる側になるとしても恐ろしい。

「まだ子どもを産んでいない立場で何を言う」と責められるかもしれませんが、子どもをこれから産むかもしれない立場としても恐ろしいです。子どもを作る相手のいない立場としては、健康管理をしながらしっかり働いてこれからの日本を担う子どもたちのために税金を納めること、子育て中の友人たちのサポートをするということが私にできることなのかなと考えています。

だから、国のレベルでは個人レベルではできない制度の部分の改革をお願いしたいです。本当に年金を賦課方式から積立方式に変えてくれないものかと思います。難しいのでしょうへどね。物価変動のリスクがどうこう言われてしまうのでしょうか? iDeCo が始まった時点で、自分の老後への資産は自分で管理・運用するようにという意図があるのだと思うのですが…

人口動態のグラフから、単純に現在の制度の維持は不可能だと思われます。

そのことから目を逸らさずにどのように備えればいいのかを考えなくてはなりません。

私の同世代の友人達もそこまで先のことを考えている人は少ないように見えます。(出してないだけでしょうか?)いつまでも、今の生活が続くかのように今の基準で将来のことを考えています。先のことに注目のしないように何か力が働いているのではないかと思ってしまうぐらい。暗い話からは、目を背けたくなるものですが、それではいけないと思います。

国会議員の皆さんには、人数が削減されないのであれば、せめて他人の粗を探す事ばかりに時間を費やすのではなく、日本の未来をより良くするための方法を検討する姿勢を示してほしいです。有意義に時間を使って欲しいです。切実です。