教育力 ST比
ST比とは、教員一人当たりの学生数のことです。
値が大きければ、大教室でのセミナー方式での講義がメインとなり、小さければゼミ方式で教員との距離が近づきます。ST比が小さい方が研究や行事などに参加する機会も増えるかもしれません。
教員の能力までは測定することができませんが、学生に行き届いた教育ができるかを図るための参考よなる指標です。
ST比は、私立>国公立、文系>理系と国公立の大学や理系の学部で小さくなる傾向がみられています。少人数性が合いそうな学生さんは目安にするといいかもしれません。
もちろん、大学により差はあるのできちんと確認することが一番ですが。
医療系の学部では圧倒的な小ささです。私は看護だったのですが、どうなのでしょうか?院生時代に実習指導のティーチングアシスタントをしていた立場からするとそれでも教員が足りないように感じました。
私の地元では国立よりも公立の看護大の方が教員の比率は高そうでした。「隣の芝は青く見える」的なものかもしれません。
また、教育力の指標としては他に教員の取得学位や外国人比率を比較するなどの手法もあります。
研究力
科学研究費配分額/産学官連携実績
科研費は文部科学省の管轄する約1800億円の予算を大学や各種研究機関に配分する制度です。ちなみに国立が私立を圧倒しています。
特に、東大・京大はずば抜けています。また、論文数なども目安となる指標です。
国立では教員は5年ごとの更新制で、看護系では学会誌にどれだけ論文を投稿しているか、そのうち英語論文の数はどれくらいかなどが評価されていると、私の指導教授は話をしていました。そもそも、私立よりも取得学位の基準は厳しく設定されています。
就職力
主要400社実績就職率
すべての企業を対象にしているものは参考になりにくいため、有名企業への衆力率を参考に考えます。
大学通信がまとめた有名企業400社への実就職率データを使用してみるとよいでしょう。
私立ではつながり(コネ)が役立つこともあるようです。もしも、自分の目指す企業が決まっているのであれば、そちらへのOB/OGの多い大学を選択するという方法もあります。
就職に関しては、少子高齢化のために以前よりは競争率は低減してくることも予測されますね。
今となっては、もし人生をやり直せるのであれば、看護系ではなくて、死ぬほど頑張って商業とか経済とかを学びなおしたいなと思います。「たら」「れば」の妄想ですけどね。