お金とお花が好き

そこそこの年齢になると独身女性は肩身が狭いです・・・が、がんばって書きます!

運動能力や集中力を上げるための脳の使い方

日本大学名誉教授で脳神経外科医の林成之先生が脳を使った体の鍛え方について唱えています。

私たちは五感(主に視覚と聴覚)を通じて脳内にたくさんの情報を取り込んでいます。

最初に情報を受け取るのは脳表面の『大脳皮質』の神経細胞です。言語、視覚、知覚、運動などの多様な中枢機能があります。

情報を巡るルートは大脳皮質から2つに分かれます。

ひとつは直接的に『前頭前野』に送られる近道のルートで、もう一つは更に脳の奥深くに位置する『A10神経群』を通過してから『前頭前野』に送られる遠回りのルートです。

後者の『A10神経群』は送られてきた情報にレッテルをはる役割を担っています。

例えば、送られてきた情報が「おもしろい」「つまらない」「好き」「嫌い」などが決められます。

ここでネガティブなレッテルを貼られた情報は『前頭前野』で「必要なし」と判断をされて数日後には消去されてしまいます。

一方で、ポジティブなレッテルを貼られた情報は「必要なもの」として『自己報酬神経群(線条体基底核視床)』に送られます。

ポジティブな要素を高めた情報は更に記憶機能と関わる『海馬回・リンビック』へと届けられます。この『A10神経群』→『海馬回・リンビック』を巡る情報ルートを林先生は『ダイナミック・センターコア』と名付けています。

外部からの情報はダイナミック・センターコア内をぐるぐるとまわり続け、思考が深まり、記憶として定着していきます。

運動の際にやる気や意欲を高めるためには、途中の『自己報酬神経群』を活性化させます。どのようにするかというと「おもしろい」「楽しい」という刺激を大きくすることです。

一流のアスリートたちが「本番を楽しみたい」と宣言しますが、そのようなポジティブで明るい性格が『自己報酬神経群』を活性化させて、自身をベストコンディションへと導くのだそうです。

そう思うと(病気にならない程度で)無理やりにでも明るくいるということは運動を中心としたパフォーマンスを高めるには重要なことなのだなと感じました。

根暗ですがポジティブ思考で人生を楽しみたいです!ポジティブ!