私が資産運用らしきものを始めた順番
外貨預金 → 国内の個別株 → 海外ETF (→iDeCo開始予定)
というような感じです。
「やってみなければわからない」というところもあります。
が、先日読んだ本が入門者にとってはわかりやすいなと思いました。
『カブの神様が教える 手堅く稼ぐ株の必勝ルール』
読みやすいので私のような経済の知識の少ない方や初心者の方にはおすすめです。
https://books.rakuten.co.jp/rb/14647728/
本で紹介されている内容と個人的な知識や経験を中心に「株の選び方」についてご紹介いたします。
まず、株を始めるにあたり、いろいろな分析の手法があります。
有名なものとしては「テクニカル分析」と「ファンダメンタルズ分析」というものがあります。
テクニカル分析
いわゆる「チャート分析」というような、グラフのかたちなどから銘柄を選ぶ方法です。過去の値動きのパターンなどを参考に、値動きを予測して売買をする手法です。
私自身もチャート分析の本をいくつか読んでみて、「陽線」や「陰線」とにらめっこしながら銘柄を選んでいた時期がありました。限られた時間で投資をされている主婦の方がこの方法で億り人になったというような内容のものもあったと思います。数年前なので忘れてしまいましたが・・・
結果として、私にはこの方法は合いませんでした。パターンを覚えるのがめんどう。そして、本業ではないのでそんなのいちいち見ている時間がない。こういった作業を地道にできなかったので、試しに買ってみた銘柄でも大して儲けることはできませんでした。
特に最近のジェットコースターのような相場ではこれまでの常識(パターン)が通じなかったり、未来のことを過去のパターンに当てはめて考えることはやっぱり限界があるのかなと思います。
ただし、タイミングを計るという点では参考にできることもたくさんあります。
公式を覚えたり、後ろ向きの研究が好きな方には向いている手法かもしれません。
ファンダメンタルズ分析
景気や企業の経営状況などを経済に関する新聞やニュース、会社四季報や企業のIR情報などを元に複合的に分析して投資するべきかを判断する手法です。業績のいい会社を探す!ということです。
経常利益が増えているか?
単年ではなく、経年的に利益が増えているか、減っているかを比較します。
下方修正のリスクを見抜くために四半期ごとの目標の達成率を確認することも大切です。
PERは低めか?
PER =株価÷1株当たりの純利益 (法人税35%を引いたもの)です。
厳密には、経常利益を使用して実質PERを計算してみる方が良いでしょう。
実質PER=時価総額(株価×発行株数)÷経常利益×0.65(法人税35%を引く)
低ければ低いほどお買い得ということになります。
目安は実質PERが15倍よりも低いこと。
実際には、「欲しい」という欲に負けて、PERが15よりも高い銘柄を保有してしまっていますが・・・
ROEは高めか?
株主資本利益率 ROE( Return on Equity)= 当期純利益÷自己資本×100
株主資本利益率(自己資本利益率) とは自己資本を元にした収益率。つまり、株主への配当の還元能力です。
こちらもひと手間かけて実質ROEを出してみましょう。
実質ROE=実質純利益(経常利益×0.65)÷自己資本×100
目安は10%以上、高い方が良いです。
個人的には、ROEは10%以上の銘柄を選ぶことが多いです。
※資産よりも借入金などの負債が多い場合でもROEが高くなっている可能性があるので惑わされないよう注意が必要です。
自己資本比率は高めか?
自己資本とは、返済義務のない資本です。銀行や株主から借りている資本ではない資本のことです。自己資本比率は全体(総資産)に対して、この自己資本がどれくらいの割合かということです。
目安は、40%以上、できれば50%以上です。
これに満たない銘柄で、塩漬けになっているものが・・・
思い切って得ることもできず、膠着状態です。
配当利回りは高めか?
配当利回り=1株当たりの配当金÷株価×100
「優待生活」なんていう言葉があるくらい、「優待」や「配当」は株式を保有する目的となっています。アメリカなど利率の高い国は別ですが、日本のように銀行に預けていても大して利子のつかない国のにおいて、「配当」は大きいです。
目安は、 2.5%以上です。
こちらに関しては、購入時の価格によりかなり影響を受けます。
IR情報で動向をチェック
IR(Investor Relation)は会社が発信する情報です。経営状況や財務状況、業績などを確認することができます。業績があがらない「言い訳(理由)」のようなものも掲載されますのでその会社の株を買ってもいいか判断する上で確認できるといいですね。
本来はしっかりと確認をして購入をしなければならないのですが、SBI証券の簡単な情報だけしか読まずに判断してしまっていることもあります・・・
約定は多いか?
約定(Tick)とは、売買が成立することです。
私は、今までに「売りたいときに、売れなくて困った」という経験はしていません。しかし、そんなことが起こらないように約定の回数が多い銘柄を選ぶべき、とされています。
目安は、50回/日 以上です。
最終的にいえることは、まずは余裕資金の範囲内で少額から(絶対に借金はダメ!)、リスクを分散させるために一点集中ではなく保有する銘柄(業種)は分散さるということでしょう。
失敗もありますので、それも「勉強」と思って、実践を積みながら成長していけるといいと思います。
※資産運用はあくまでも自己判断・自己責任でお願いします!私はなんの責任も負いません!