テレビを見ていて感じること、それは「日本人て他の人や国と比較するのが好きなのかな?」ということです。
自分も大人になって海外に行くまではそれが普通だと思っていました。
ここ最近に限ったことではなく、子供のころから「日本のこんなところがすごい!」、「〇〇国の人は日本人が好き」、「日本は○○でNo.1」見たいな番組は頻繁に放送されていたような気がします。おかげで「日本てすごいんだ!優秀なんだ!」とばかり思っていました。
変な刷り込みを子供のころからされていたのですね。
ある意味、中国や韓国の「日本人は悪い奴」みたいな情報を刷り込まれているのと同じような感じがします。
実際にはすごい人も偉い人もいるけど、そうじゃない人もたくさんいる。そんなの他の国だって同じだということです。日本人だから他の国の人と比較して優秀かというとそういうわけでもないと思います。
そうしないと視聴率を取れないという大人の事情が絡んでいるのかもしれませんが、まさしく「井の中の蛙大海を知らず」状態ですね。そんなことしているうちに、どんどん少子高齢化も進行して、世界から取り残されて行ってしまうのでしょうね。
そして、他者と比較することは、競争力によってより良いものを生み出す一方で『他者の目を気にしすぎる』というあまりよろしくない国民性にも影を落としているように感じます。
社会のルールを守ること、モラルを大切にした行動はとっても大切です。しかし、他者への過剰な干渉は個性や自由を害するものでもあります。
そんな社会だからこそ、わたしは日本での生きづらさを感じてしまうことがあります。
保育園で働いていた友人は、お休みの日に結婚前にお付き合いしていた彼氏と手をつないで買い物をしていたところを目撃した保護者に「ふしだらだ」とクレームを入れられたそうです。
オーストラリアではそんなことあり得ません。プライベートな時間であればどんな格好をしていてもいいし、ダブルワークでスーパーのレジ打ちをしていた保母さんの友達もいました。
仕事をきちんとこなしていれば、プライベートは関係ないと思います。
他国や他人と比較したり、出る杭を打つようなことではなくて、「自分は自分」、「仕事とプライベートは別物」の姿勢を否定される世の中では決して幸せな国にはなれないと考えます。